ミサキのミ

花と虫と海、それとさんぽが好き。



ひとのつながり

(試験的に横書きでお送りします)

 

 たいへんご無沙汰しております、青那です。皆さまお変わりありませんでしょうか。気がつけばメインブログを半年ほど更新する機会がありませんでした。きょうはこの約一年半のせいかつを整理し、近況報告とさせてください。

 

 最近のわたしは、いろいろな人の手をちょっとずつ借りながら暮らしています。生活面ではショートステイを利用するようになりました。

 最初に利用の相談を役所にしたところ、利用先の施設と利用計画を立てる事業所を決めてから来るようにと言われました。そこでまずは事業所を探すところから始めました。地域にある事業所に電話をしたのですが「新規は受け付けていない」「担当者が辞めてしまった」などと断られました。病名障害名を聴いてから断る所もありました。

 

 わたしは電話が苦手なので、話すセリフを全部書き起こしてメモを見ながら話します。担当者がいる場合、不在の場合、折り返されても電話を取るという行為ができないため(急に鳴るので驚いてフリーズしてしまう)こちらからかけ直す旨の説明などを練習していきます。

 こうして電話をする日を何日も前から予定を立て、緊張してその日を迎えます。もし担当者が不在でかけ直す場合はこの行程を最初から繰り返すことになります。また「聴くこと」「書くこと」を並行して出来ないので、途中で何度も復唱したりメモする時間をもらったりと、相手にも迷惑をかけてしまいます。

 

 そうこうしているうちに四カ所の事業所に断られてしまいました。この時点で数か月の時間を費やしていました。さすがにへとへとになって病院のワーカーに相談、ワーカー経由で連絡した途端、すぐに事業所が決まりました。これがひとつの転機ですね。けっきょく精神/発達の当事者単独での飛び込みでは難しいということでしょう。この事業所では担当ワーカーが施設見学の同行サポートもしてくれて助かりました。とても負担に感じていた認定調査も滞りなく行うことができました。施設自体も慣れるまでに時間がかかりましたが、とても気に入っています。

 

 

 次に就労面ですが、こちらは障害者雇用に向けて今も準備中です。職業訓練も受けました。これもはじめは病院のワーカーに起点になってもらいました。最初にハローワークの担当者にあらかじめこちらの状況を伝えてもらい、そのうえでわたしが誰宛てに電話をすればいいのかを決めでもらったのです。この「誰に電話すればいいのか」が分かっていることは非常に大事で、「先行きの見えないこと」「臨機応変な応答」が難しいわたしの負担がだいぶ軽減されます。

 ハローワークでは何度も面談を重ねて、障害特性や自分の強みを整理して文章化する作業をしました。そのうえで就労上必要な配慮、またその配慮があればどのような(企業にとっても有益な)仕事ができるのかを考えました。ここでもハローワークのワーカーに起点になってもらい、職業訓練校や就労サポートの事業所にあらかじめ連絡をしてもらってから繋いでもらいました。わたしは収入があるので制度上はじかれる部分もあり、もう少し時間がかかりそうですが頑張っています。

 

 

 最後に医療面。これは変わらず診察の他にデイケアに通っています。さすがにスタッフもわたしの扱いが分かってきたようですし、なによりわたし自身がようやく場に慣れてきたみたいです。やっぱり年単位かかりました。

 ここでの大きな課題はふたつ。ひとつは座る場所に強いこだわりがあって「この席じゃなきゃダメ!」になってしまうこと。もうひとつは他人との物理的距離感に非常に敏感だということ。なので同じテーブルに人が座ってきたり、新人が知らないでわたしの(ものではないけれど)席に座っていたりするとパニックになって何度か飛び出しました。こうなると毎朝、誰か座っているんじゃないかと気が気でなりません。かといって自分だけの席でないことは重々理解しているのです。

 紆余曲折の末、最終的にテーブルにはつかず部屋の隅に座り込むことで、自分の固定スペースを手に入れました。スタッフがその隅っこにパイプ椅子を用意してくれたので、今はそこに座っています。

 席のこだわりなどは学生時代にも苦労したことでした。教室移動の授業や、学年が変わっても気に入った教室の席に戻ってしまうのです。当然、教師からも生徒からも色々されました。

 デイケアというのは、例えばそういった局面において、自分の世界と周囲の世界との折り合いのつけ方を試行錯誤できる場所になっています。スタッフは気にかけてくれますが、基本的には口出しはせずに見守ってくれます。自分のペースで自分のやり方を見つけることが何より大事なわたしには、ありがたい対応ですね。そのかわり二週間に一度の面接とSSTをやってもらっています。

 

 

 こうしてふり返ってみると「ソーシャルワーカー」などの専門職が頻繁に登場してきますね。わたしはとにかく言語化が難しいので、結果的にひとりで抱え込むかたちになることが多いです。しかしこうした「専門職」が職業としてあるのだから、しっかり利用しなくてはダメだと思うようになりました。遠慮は要らないと思っています。向こうもお金をもらっている仕事なだけですから。もちろん感謝しています。

このように一年半をかけて生活、就労、医療の三方向から支えてもらえる環境を作ってきました。まだ現在進行形、時間はかかっていますが、これらはすべて、みずから行動して手に入れたもの。わたしのやり方です。

 

 (p.s.縦書きの方が読みやすいですか?)

P3140794

© 2016 ミサキのミ

当ブログの文章・画像等の無断転載及び複製等の行為を禁じます。