ミサキのミ

花と虫と海、それとさんぽが好き。



パソコンを壊さなくなった話

 前の担当からの申し送りで先方にお伝えしなければいけないことがあったのですが、それにとらわれ過ぎて、本来の業務上の連絡事項が飛んでしまいました。たちが悪いのは、先方が怪訝な顔をしてこちらもあっと気が付くのですが、そこから軌道修正ができないんです。つくづく感情労働は向いていないと思います。

 基本的に感情のコントロールが苦手です。今もタイプミスをすると怒鳴りながらこうして書いています。むかしはパソコンを壊したりしていたのですが、今ではあらかじめタオルを手元に置いておき、それを画面に投げつけたり噛みついたりしてやり過ごしています。

 こんな調子なので日常はできるだけ人や物事に関心を持たないよう注意しています。必然的に人や社会との繋がりが希薄になっていきますが、人前でできるだけ感情を表さないよう努力しています。

 このように人と何かを共有できないことは自分の都合と納得しているので、不幸なことだとは思っていません。むしろ今の生活はとても穏やかで、体調の波もある程度予測できるし、無理をしなければ歩けるし、自転車が圧倒的に世界を広げてくれたし、好きな音楽も聴けて一日を振り返れば自分ひとり、幸せなのでしょう。

 それなのに、ひとが泣いているのを見るとこちらも泣いてしまいそうになる。自分も同じ感情を持ち合わせていたという安心なのか、それを分かち合えない寂しさからなのか。そんな詮索もままならないくらい、心揺さぶられてしまうのです。

 

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