ミサキのミ

花と虫と海、それとさんぽが好き。



活かしてゆく

 

  理想を言えば誰にも会うことなく、ひっそりとひとりで暮らすことが何よりの幸せだ。人間希求が無いとも言われた人生、疎外感はともかく、孤独感というものがこの期に及んで理解できずにいる。

 しかし現実問題として、誰の力も借りずにひとりで生きていくことはできない、ということは十分理解しているつもりだ。むしろひとりで生きようとすればするほど、人の手を借りなければ立ち行かなくなるというジレンマすら感じる。ゆえに生きていくための手段として、戦略的な人間関係を培う努力をしている。そしてこのような人的資源をうまく利用していく必要性を感じている。

 人に対して「利用価値」を見い出すことに嫌悪感を覚える人がいるかもしれない。だがこれは、例えば隣町に行くのに歩くより電車を「利用」する、そういう価値だ。目が悪ければ眼鏡をかける。足が悪ければ杖を使う。そういうことだ。

 

 人が嫌いなわけではない。好きとも言わない。そういう対象ではない。人間は天気と同じで、気ままで予測不能な「現象」として現れる。だから文句を言ってもしょうがない。晴れの日には洗濯物を干し、雨の日には花の水やりを休む。そんな無理なく、せめて寄り添う余地を探索している。

 

 

MSKA7713

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