生きてえのだ

花と虫と海、それとさんぽが好き。



目次  

旅の思い出を

 みなさまこんばんは、青那です。おかげ様で歩き旅も中ほどを過ぎ、貴重な時間を過ごしています。

 そこで今回、写真も撮っていることだし、何か書き残しておくことも一興かなと思い、サブブログを作りました。グーグルアースに経路も吐いているので、ルートも公開していこうと思っています。

 限定的な内容になるのでネームは変えています(今後書く内容によって使い分けようと思っています)。アイコンもかわいく盛りました。

 お付き合いいただければ嬉しいです。よろしくどうぞ。

f:id:orionhanako:20170412203751j:plain

misakiblues.hateblo.jp

音楽について

 音楽はわたしを守ってくれる。鋭敏な目と耳をつつみこむ。不可解で、予測不可能な事象を切り離す。ジャンルは問わない。ライヒもメシュガーも美しい。わたしにとっての調和がそこにあるか。それが全てである。

 まだ暗い朝にはマット・コービーを、山の中ではリチャード・ボナを、眼鏡がくもるとニコラ・ヒッチコック、家路のけだるさにはアンナ・マリア・ヨペクを。そして感情を見失ったとき、シェリル・ベンティーンを聴く。

 シェリルならアルバム『Sings Waltz For Debby』がいい。彼女が『Waltz For Debby』を歌い出すころ、わたしは正しい位置に帰って涙を流す。この期に及んでわたしは、人の声に惹かれている。

 ピアノの音色も好きだ。ルービンシュタインが奏でる、ショパンのバラード第一番に震えた。しかし体育館で練習したのはシューマンだった。バンドマンに誘われて、歌い出したのもこのころだ。

 バンドを放り出された後は、ストリートに放られた。拾ってくれた男たちの車で、染みついたトゥパック。やがてソロキャリアを歩みだす。愛器はメイプルネックのレスポール・デラックス。ファズにこだわる。以来、五枚のアルバムを作ったが、アルコールを断ったら「作る」ことしかできなくなった。

 生死をさまよい思い知る。音楽はわたしなのに、ステージはこの身体には暴力であった。あの体育館でピアノを弾き始めてから、二十年の歳月が流れていた。

 

 わたしの音楽欲はいまだ衰えない。新しい出会いに貪欲である。出会いは音楽の中にあって、音楽は人であった。そこに太い背骨があるのなら、それでいい。わたしは人に見守られて暮らし、わたしもまるで、誰かを求めている。

f:id:orionhanako:20170327152205j:plain

orionhanako.hateblo.jp

orionhanako.hateblo.jp

歩き旅について

 みなさまこんばんは。青那です。

 突然ですが、歩き旅を始めました。ひたすら海岸線を歩いて行きます。外泊外食ができないので毎回帰ってきますが、始発で出かけて海をつないでいきます。

 いくつかの港でわかめや魚が泳ぐのを眺めました。海岸を行くはずが気づいたら峠を越えていたりもしました。ふり返ると歩いた砂浜や岩場がずっと連なっていて、地に足がついた気分になりました。

 波の音は不思議と、耳栓をしなくても心地よく聞こえます。そばに居たいのです。だからなのか、またもや足をとられて濡れました。

 いまのところ全行程に一か月ほどかかりそうです。また落ち着いたらブログも更新したいと思います。もちろん写真も。

 みなさまのブログも読ませていただきたいので、訪問再開の際はまたよろしくお願いいたします。

 

f:id:orionhanako:20170310200756j:plain

f:id:orionhanako:20170310195155j:plain

弁天橋を渡れ

橋の中ほどまで歩いた
 
みながみな
昼めしをか食らう砂浜
──経過観察
 
そこには食性や習慣
受容と共感のしくみがあるはずだ
足音には用心深く耳を澄ます
こちらに気づく者もあるのだ
 
大きな声に怒鳴る声
爆竹と花火が突如として
激しい頭痛を引き起こす
欄干に身を隠すところはなく
立ち尽くすのが常だ
「笑ってみろよ
悔しくないのか
まくし立てるのはいつだて身内だ
うつむいた一点を見つめる
瞬間つかまれた肩を振りほどく
噛みつく
ひら手を食らて血を吐く
だまれ野次馬、
お天道様も
ぽを向いた日
 
嵐が過ぎるのを待て
何事もなかたように振る舞え

 

 
もと来た道をたどる
生まれてこの方
何度この橋を渡ろうとしたか
 
富士の息吹がきれいだ
君もそうは思わないか
 
引きずる足が止まる
わたしはふたたび橋の中ほどまで歩いた

MSKA2454


Anna Maria Jopek- I Burn for you

© 2016 生きてえのだ

当ブログの文章・画像等の無断転載及び複製等の行為を禁じます。